Feb 16, 2005

Forgive them lord, they know not what they have done.

小論文、コンピューターで自動採点 入試センターが試作」という記事を読んだのだが,彼らは自分たちのしていることの重大さを認識しているのであろうか?

センター試験でこれを採用するとなると,そのアルゴリズムが公開されるか否かにかかわらず,各予備校は徹底的にそのソフトの評価基準を調べるだろう。そして高得点が得られるTIPS集がまとめられるが,これが事実上,将来の日本語論述の大枠を決定することになる。

高校生の年齢で自分の書き手としてのスタイルを確立している者は,ごく小数なので,多くの高校生にとってはそのTIPSのスタイルが知らず知らずのうちに標準になってしまう。そして,将来影響力のある文章を書く人間の多くは,そういうプロセスでセンター試験を突破した者になるので,巷で読まれる文章の多くがそのTIPSスタイルになってしまう。するとセンター試験を受けないものでも,それを読んで影響をうけてしまうので,これが日本標準のスタイルとして大きな影響力をもつことになるであろう。

上にリンクしたニュースによると,その自動評価システムは「あらかじめ、理想の小論文として全国紙の2年分の社説、コラム計約2000本を記憶し、学習している」そうだが,その2000本が将来の日本語のテンプレートになるわけだ。もし,入試センターがそこまで認識していて,「よっしゃ,これで日本語を制覇したる!」という野望を持っているのだったら,それはそれで恐い話だが,逆に「あ〜,採点の手間が省けてらくちん♪」としか考えてないとしたら,それもそれで恐い話だ。

Edit this entry...

wikieditish message: Ready to edit this entry.
















A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.