May 03, 2007

MsgH

「あり得ないほど癒される」というので話題のこの動画であるが,確かにちょーかわゆい。しかし,日頃お気楽人生をおくっているナカムラはそれほど癒される必要もないので,2回めこれを見たとき(実はあまりにかわゆいので2度見てしまったのは内緒だ)「こいつら,この首の角度で肩こらんのかいな?」などと考えてしまった。いや,こんなことを考えるのは実はナカムラは重度の肩こり症で,とにかく,いつでもどこでもいくらでも肩を揉んでもらえたらハッピーという体質なのである。

で,話題はちと飛ぶが世の中には銀行というものがあって,経済学的にくわしい話は知らないのだが,これは基本的には,金が余った人がそれを預けておくと必要な人に貸しだされて,お互いに幸せ,というシステムであろう。考えるに,その昔,貨幣経済が始まったころから金の貸し借りはあっただろうが,そのころは銀行がなかったので,知っている人の中でだれそれが金が余っている/必要という情報をたぐっていって,貸し借りの相談をしていたのであろう。それでは限られた人の間でしか貸し借りが成立せず,効率が悪いのだが,道ゆくひとに片っ端から「金,余ってませんか?」と訊いていくわけにもいかない,というので銀行のような制度ができたのではなかろうか?

と,そこで考えるのだが,肩揉みに関しても同様に銀行的制度を導入できないだろうか? さきほど,ナカムラはいくらでも肩を揉んでほしいと書いたが,その代償としてだれかの肩を自分が揉めといえば,喜んでやる。実際,肩こり症の学生をみつけると,有無をいわさず肩をもんで,みかえりを要求したりする(ヤマゲンいつもありがとう)。しかし,これを見ず知らずの他人にまで広げることはできない。いきなり街中で道ゆく人に「あなた,肩こってません?お揉みしますよ」と尋ね回るわけにはいかないであろう。肩凝ったなあと思いながら人ごみを歩いていると「ああ,この人々の中の何割かは肩こりに苛まれているのだろうな,それがわかればお互いに幸せになれるのに」などとつい考えてしまうわけだ。

そこで,肩こり銀行,またはマッサージバンクを導入するというのはどうだろうか? 繁華街に店舗をかまえていて,肩凝ったなあと思ってそこに行くと,同じ悩みに苦しむ同胞が待っていて,お互いに肩をもみあってハッピーになるのである。さらに忙しいときなどはちょっとマッサージしてもらって,お返しは別の暇な日に,ということができれば便利である。つまり,通貨のように貯蓄できるわけだ。マッサージバンクの帳簿の上に「あんま時」あるいは「MsgH(Massage Hour)」という単位で記録しておく。電力量を「キロワット時」で計って電気料金を算出するようなものだ。

このシステムが日本全国に浸透すると,MsgHは通貨単位としてどこでも使えるようになる。福井で日頃こつこつと貯めたMsgHを連休の北海道旅行のときにドバっと使って豪遊したりとかできる。さらには,肩が凝るのは日本人の専売特許というわけでもあるまいから,広く海外までMsgHが流通するようになるともっと便利。通貨単位として全世界共通で,為替レートなど考える必要もなく,また,豊かな国でも貧しい国でも同じ価値が保証されるので,そのうち基軸通貨として機能し始め,昔あった「金本位制」のように「マッサージ本位制」経済圏が形成されるのも夢ではない……ことはないなあ,世の中には肩の凝らないひともいるんだった。

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